J・ツカサ設備設計　　桑野　仁司

　突然の原稿依頼、無趣味のわたくしとしては、晴天のなんとやらで、当惑以外の何者でも有りませんでした。
若かりし頃には多少の趣味は有り、テニス・野球・写真・車・音楽等は少なからず興味が有り傾倒した時期も有りました。なにせ三十数年も前の事、遠い昔の感で忘却のかなたです。
　　　　　　　テラス植木　最早、スポーツをするほどの体力・気力はなく、写真とて業務上の現地調査などの写真撮影くらい。車に至ってはほとんど仕事に使うのみで、ドライブなどの用には全くたっていない状況です。
　しかしここで一考、これでは、余りにも無意味な、夢なき人生になるのではと原稿を書きながら、はた！と気付きました。齢い七十を間近にし、遅きに失した感はありますが、これを良い機会と捉え、多々ある趣味の中から最も実現性の高い趣味を選びたいものと考えるに至りました。



　　　　玄関先の植木日常の生活をして行く上で「悩み」や「不安」は尽きませんが、何かに没頭し、
楽しめる、そんな趣味などが有ればもっと充実した時間も得られ、心の安らぎも得られるのではないでしょうか。
　そこで、「趣味探し」をすべく、以下を課題とし推し進めることといたしました。
大別的には、からだを動かす「スポーツ系」、心の安らぎ等をえられる「文化系」。選択枝としては、時間は自由か、グループか個人で楽しむか、経済的許容範囲内か、社会性の有無、コレクション性、創作・製作物、演劇・スポーツ観戦、学問・語学などなど。
　具体的には、旅行、ドライブ、食グルメ、映画鑑賞、音楽鑑賞、楽器演奏、カラオケ、温泉めぐり、写真、園芸、ウォーキング、ジョギング、ヨガ、などなど。
　以上を選択枝とし、大別的には、スポーツ系、文化系から各々、選択枝からは個人で楽しむものとし選択を考えました。
　具体的に選択したのは「楽器演奏（ギター）」・「写真撮影」・「ウォーキング」に絞り、実行することといたしました。
これらの趣味でこれからの生活の糧とし、決して力まず、その趣味を楽しみ、これからの人生に少しでも希望を持てるよう、精進していきたいと思います。
　取敢えず趣味の初動として、我が家のデブ猫（体重10ｋｇ、身長55ｃｍ）の写真撮影、以前使っていたギターをこれからの趣味研鑽の道具として撮影いたしました。
　以上、依頼原稿の趣旨とはだいぶ掛け離れたことと思いますが、このような機会を与えて下さったことに深く感謝いたします、同時に、この雑文を読んでいただく諸兄にたいしましては、畏敬の念にて感謝申し上げます。