事務所紹介-35  『量(かず)設計』

熊倉 俊一

 当設計事務所は開設して今年で30年目を迎えます。振り返ってみますと、昭和50年3月に大学を卒業後、当時新潟の御三家といわれた某建設会社に就職(第一志望は設計事務所でしたが…)し、何も知らないまま千葉の住宅公団の現場にいました何もない所にプレハブを建て、そこで7~8人の共同生活でした。寝起き・食事等全て一緒でプライバシーも何もないまさしく先輩(歳が若くても)・後輩の縦の系列でした。現場経験を2年程して厳しさ、建築ができる流れ、酒を飲む楽しさ等を勉強しました。(そうそう入社後すぐに新入生体験入隊と称して新発田の自衛隊に数泊収容(?)されて精神を鍛え直された事も今では懐かしい思い出です。)
 どうしても設計事務所に入りたく、その後新潟市内の設計事務所で4年程勉強し独立しました。一級建築士の資格は25歳で取得し、自分がどこまでやれるのか?と自分の事務所を構えてみたいという思いからでした。

 年月が経った今、独立当時の建築、仕事をみると“あぁ、若かったな”と思うことが多々あります。日々勉強です。良きクライアント、良き仕事、良きスタッフに恵まれて今があると思います。
 当事務所は現在、一級建築士3名、二級建築士1名、経理・事務1名の5名で運営しております。今までの仕事内容は個人住宅から公共建築物、医院・社屋・工場他特殊建築物等と多種にわたり、さらには企画・計画等手掛ける事も多く建築種別は偏ることなく幅広く手掛けてゆきます。


 組合員の皆様には今後とも宜しくお願い致します。