作品紹介-33 「新関コミュニティセンター建設工事」
坂本建築設計事務所
■設計概要
・敷地面積 2,656.90㎡
・建築面積 642.46㎡
・延床面積 600.00㎡
・構造・規模 S造・平屋建て
・竣工予定 平成22年08月
■設計趣旨
新関小学校の新校舎建築構想と同時に、新関地区の連携・まちづくりの活動拠点となる施設の改善を図る。建設敷地には新校舎ができ、グラウンドも整備される。隣接地にはおひさま保育園、地区集会場、石碑があり多くの住民が集う拠点になっていく。学校・保育園・地域・家庭での役割分担や、教育課題の問題解決のための基幹施設とするため、小学校と渡り廊下でつなぎ、施設の共有、意思の疎通を図る
■立地条件
新関地域は、東・西の川に挟まれ、水に恵まれた豊かな穀倉地域である。敷地の南側には保育園・公民館分館・駐在所・下新地区、東側は田を挟んで主要道路が広がり、北側は高架高速道路はあるものの、西側同様、田が広がっているのどかな地域に立地している。
■配置計画
隣接する新関小学校の一部の区分を共用し、各施設を配置する。そのため、屋根付の渡り廊下を設け自由に利用できるような計画にした。
■動線計画
東側道路からの駐車場への乗入は南側に来客用、北側にはコミュニティセンター及び学校関係の駐車場があり、車道・歩道分離により人の動線と、車の動線が交わらないように配慮してある。又、北側に駐車をした人も両脇を通り玄関口へ入る。
■平面計画
平面計画をするにあたり、敷地面積にとても恵まれていたため、建物南面のスペースをみんなの広場とし、大ホールと一体化を図り多目的(バーベキューやもちつき、幼稚園の運動会等)に利用できるように計画した。
■立面計画
既存木造小学校の切り妻屋根の形状及び、妻面の飾りを南面に計画した。その屋根裏にできたスペースに、設備配管を最大限有効利用できるように計画した。
■断熱・遮音計画
・外壁面はグラスウールt=100+グラスウールt=50
・遮音壁はグラスウールt=100+石膏ボードt=12.5+12.5(両面)
■設計チーム
・チーフ意匠 坂本建築設計事務所
・構造 堀川建築設計事務所
・電気 菅原建築設計
・設備 ㈱CADシステムIPE