意匠委員会 2018 (機関誌「睦び」47号)
<委員長 渋谷聡>
日頃より意匠委員会の活動にご協力をいただき大変ありがとうございます。
意匠委員会は、一言で言えば、設計業務を技術的な面からフォロ-することをその役割と考えてい
ます。
本年度の活動について報告させていただきます。
1.委員会開催と協議内容
小委員会:平成29年10月30日
・省エネ法、実務者講習会に向けて
第 1 回:平成29年12月7日
・大規模改造の実務情報の収集について
第 2 回:平成30年1月30日
・実務者講習会の内容と役割分担
2.活動内容報告
①すまいづくり教室の対応
当初は、市との協議・契約を例年の通り進めていく予定でした。
しかし、市の委託規模が縮小してしまい、多人数の講師を派遣する必要がなくなりました。
そのため、委員会での対応を中止し、一部の組合員がその対応をすることになりました。
②設計審査報告書の見直し
設計審査部会が大規模改造のチェックシート作成を行い、それに微力ながら協力をしました。
③改正省エネ法についての横断的研究
昨年度は法について研究や講習会に参加し、概要的な部分を実務者講習会で発表しました。
今年度はこれに引き続き、もう少し踏み込んだ研究を設備委員会と協力し合って進めていま
す。
具体的でわかり易い計算事例を作成し、実務者講習会で公表する予定です。
④大規模改造に係る知識の共有
近年の設計受注で多くを占める大規模改造工事設計業務については、新築と違う苦労がありま
す。
新築や増築の設計業務とは違うことや、通常起こらない事件があり、現場での変更や失敗に至
るケースが色々生じています。
そこで、これまでに起きた大規模改造特有の経験を知識として共有し今後の設計に役立てよう
と考え、事例情報を収集しています。
結果を取りまとめて実務者講習会で公表します。
また、今後の業務が円滑に進むように新潟市からも同様のヒアリングを行い、皆様に報告する
予定です。
1.事例や定石の紹介
2.失敗例・注意すべき事項の紹介
3.うまく進めるための事前対応
といった内容を発表します。
大規模改造業務の進行や実務情報のとりまとめの中で、技術的な対応以外のことにも今後は目を向
ける必要があると感じました。
設計業務や監理業務で我々がやらなければならない範囲はどこまでなのかということ。
職域を超えたことを期待されたり、発注者がするべき事務作業の資料作りを頼まれたりということ
があります。
また、設計変更についての建築士としての責任の所在などにも目を向けていく必要があります。
このような基本的なことを整理していかなければならないと感じた一年でした。
意匠委員会 2017 (機関誌「睦び」46号)
<委員長 渋谷聡>
日頃より意匠委員会の活動にご協力をいただき大変ありがとうございます。今年度の事業報告をさせていただきます。
意匠委員会は、昨年度までの技術委員会の後を継ぐことに加え、すまいづくり教室の受託にかかる市との協議を担う委員会です。
今年度は、組合で受託した業務の効率化や省力化を技術的な面でバックアップできるようなテーマをピックアップして勉強し資料をまとめてきました。これについては、実務者講習会で皆様に情報提供いたします。また、すまいづくり教室も昨年度より良い条件で受託することができ、すまいづくり特別委員会(上山委員長)により、8月~12月の期間に無事終了したところです。
1.委員会開催と協議内容
第1回:平成28年7月1日(8名出席)
・今年度の遂行事項・取り組むべき課題について協議
第2回:平成28年8月24日(6名出席)
・すまいづくり教室の進行報告、遂行事項と担当者決定
・勉強会(省エネ法、外壁アスベスト除去)
第3回:平成28年10月19日(5名出席)
・委員会遂行項目と担当者の進行報告
第4回:平成28年12月7日(7名出席)
・実務者講習会の内容と役割分担を協議
2.取り組んだ課題と成果
①すまいづくり教室
受託金額増と印刷経費の減額、過去資料利用による作業の省力化
②設計図書審査報告書
内容照査の実施と項目の確認をし、改訂版を作成
③改正省エネ法
勉強会・講習会参加を実施し、設備委員会と共同で実務者講習会を開催
③勉強会
新商品や新工法の調査検証
改正省エネ法についての調査・情報共有
外壁アスベスト除去の実例報告
④業務サポート資料の作成
共通費積算ソフトの探索
解体及び産廃処理の共通単価作成
H28年度 すまいづくり教室 スケジュール表
H28年度 すまいづくり教室
外壁アスベスト除去
新商品勉強会
改正省エネ法勉強会
3.実務者講習会の運営
組合員が業務に本質的に役立つ実務者講習会となるよう計画しました。実務作業の効率化や省力化が
図れることと、初めてでも円滑に設計作業を進められるようにするための資料を委員会で取りまとめて
きました。その内容を皆様にお伝えする場となるよう考えました。また、プロポーザル物件の経過報告
も行います。今後の設計活動に役立つことができれば幸いです。
来年度は技術的なレベルをもっと高めていけたらと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。