事業委員会 2018 (機関誌「睦び」47号)

<委員長 斎藤学


 組合員の皆様には日頃より事業委員会の活動にご理解をいただきありがとうございます。現在の活動状況についてご報告いたします。
 今年度はWG活動開始に向けて事務局を立ち上げ、新潟市側との検討作業を進めており、2つの課題案が出ております。
1.『既存施設の用途変更・複合化についての検討と活用方法』
   新潟市では、中学校区ごとに既存施設の検討資料を作成しており、再編計画を進めております。
  今後は統廃合も含めた施設の多機能化、複合化が増えていくと予想されます。しかし、用途変更を
  含む既存施設改修などでは多くの課題が考えられるため、改修方法やコスト試算などについて官民
  協働で研究を行えればと考えております。

2.『より良い建物としてゆくために-業務完了後の検証』
   現在は、市からの委託業務完了後に振り返り作業などが行われておりません。業務完了後の検証
  を行う事により、設計、工事を進めて行くうえで、どのような課題があり、どう解決していった
  か、設計した通りの温熱環境となっているのか、施設管理者はどのような感想を持っているのか
  等々、多くの情報を得ることができます。また、これらの検証を発表する場を設けることで情報や
  目的を共有でき、新潟市職員と組合員が話しやすい環境づくりも出来るのではないかと考えており
  ます。
   これらの課題案について、さらに新潟市側との協議を進め、今年春のWG研究開始を目指してま
  いります。


研究課題案

事業委員会 2017 (機関誌「睦び」46号)

<委員長 斎藤学>

 今年度より事業委員長を務めさせていただく事となりました、櫛井設計の斎藤です。よろしくお願いいたします。
 事業委員会で掲げた活動方針のひとつ、『新潟市建築計画・設計技術研究会を活用した研究会の実施』について活動状況をご報告いたします。
 今年度は昨年度実施されたWG活動について下記2つの視点で検証を進めております。
 1.実務や将来に向け有効な研究内容を目指す
 2.官民共同研究の場を継続して行くために

 今年度中に検証結果を取りまとめ、報告書として新潟市へ提出することを目指しております。
12月19日には座長である公共建築第1課岸本課長補佐をはじめとした新潟市職員の方々6名と、組合員4名による「意見交換会」を開催しました。
その際には、官民で協力して研究を進められた点を評価する声や、WGで作成した資料の周知方法、研究課題選定の方法など今後の課題についても意見が出されました。また、岸本座長からは『新潟市建築計画・設計技術研究会』を継続していく為に、今後も意見を交わしていきたいとの言葉があり、「官民共同研究」の場としての本研究会の意義を改めて感じました。
 今後はWG参加者へのアンケート実施を行い報告書として取りまとめ、来年度より新たな研究会を発足できるよう活動してまいります。

※WGまとめこちらからダウンロードできます。
LinkIconWGまとめ「公共施設のトイレの仕様研究」.pdf
LinkIconWGまとめ「公共施設の多機能化・複合化の事例研究」.pdf
LinkIconWGまとめ「歴史的なまちなみを生かした地域の活性化について」.pdf
LinkIcon第2回 新潟市建築計画・設計技術研究会【概要】.pdf