次世代委員会 2016 (機関誌「睦び」45号)

<委員長 斎藤学>

 次世代委員会で1年程前から続けてまいりました『新潟市職員と組合若手社員のワーキンググループ(WG)運営及び研究』について最終報告会を開催しましたのでご報告致します。
 最終報告会は1月22日にりゅーとぴあのスタジオAを会場として行い、『新潟市建築計画・設計技術研究会』メンバーの方々、新潟市職員、当組合の皆様、約70名の方にご参加頂きました。その際には貴重なご意見を頂き大変ありがとうございました。報告会では各グループ下記内容について発表を行っており、詳しい内容、資料については組合HPへの掲載を考えております。


最終報告会風景その1

【スペック検討】 公共施設のトイレの仕様研究 ~求められているトイレを目指して~
 ・学校トイレ施設台帳の整備
 ・公共施設のトイレ計画ガイドブック作成

【FM】 公共施設の多機能化・複合化の事例研究
 ・既存公共施設の多機能化・複合化に関するチェックシート作成

【景観】 歴史的まちなみを活用した地域の活性化について ~南区白根商店街を対象として~
 ・歴史的建造物の活用案作成
 ・街並み保全のデザインガイドライン案作成


最終報告会風景その2


根津さんの発表

 各グループ共、研究テーマについて現状の問題点把握の為の調査、解決方法の模索、さらに今後の業務へ活用できるガイドブック、チェックシートなどの作成を行いました。しかし、研究としては課題や、さらなる発展ができる部分も残っており今後も継続していければと考えております。
 また、今回のWG活動では研究テーマ以外にも『新潟市の為に自分達は何が出来るのか』と言う事について、新潟市職員の方々と共に考え、意見を交換できる良い機会を得られたと感じており、今回築いた関係はこれからも大切にしていきたいと思います。


質疑応答風景

中野さん質疑応答

次世代委員会 2015 (機関誌「睦び」44号)

<委員長 斎藤学>

 今年度、次世代員会で力を入れて活動している事業『新潟市職員と組合若手社員のワーキンググループ(WG)運営及び研究』についてご報告致します。
 現在、WG研究は新潟市職員側21名、建築士4団体側13名、計34名のメンバーで下記の3つの課題に取り組んでおります。
【スペック検討】 公共施設のトイレの仕様研究
          ~求められているトイレを目指して~
【FM】 公共施設の多機能化・複合化の研究
          ~ファシリティマネジメントの視点から~
【景観】 歴史的まちなみを活用した地域の活性化
          ~歴史的建造物(町屋)の活用案・保全策について~
             (旧白根地区商店街)

 7月10日には、中間報告会を行い『新潟市建築計画・設計技術研究会』メンバーの方々をはじめ、新潟市建築部各課の課長様、当組合の皆様にもご参加頂きました。その際には各グループの取り組みについて、貴重なご意見やアドバイスを頂き、大変ありがとうございました。報告会の後は、懇親会も行われ新潟市職員の方々と親睦を深める事ができ、次世代委員にとっては、普段の業務とは違った人間関係を築く事が出来る良い機会となったと思います。
 今後は研究成果をまとめ、来年1月の最終発表会にてご報告を行いたいと考えておりますので、組合員の皆様の多くのご参加をお願い致します。


ワーキンググループ中間報告会風景

次世代委員会 2015 (機関誌「睦び」43号)

<委員長 斎藤学>

 今年度掲げた事業項目について、現在の状況をご報告致します。
1.新潟市職員と組合若手社員のWG(ワーキンググループ)運営及び研究について
   今年の1月27日に新潟市主催の下『新潟市建築計画・設計技術研究会』を開催して頂き、WG
  研究課題及び今後の進め方について議論致しました。当日は研究会座長の樋口公共建築第1課長
  補佐を始めとして新潟市職員の方々と、建築士団体四会代表の方々、総勢16名にお集り頂き多
  くのご意見を頂きました。
   現在集まっているWGメンバーは四会の13名、新潟市職員の15名、計28名となっており今
  後、頂いた意見を基にWGメンバーで課題を選定し研究を進めてまいります。
   運営スケジュールとしては平成27年6月に中間報告、11月に最終報告をまとめられるようにと
  考えております。
       BIMモデル2.次世代型CAD(BIM等)の活用法の研究について
   現在、実物件のBIMモデル(南万代小学校)を作成して
  おり、このモデルを用いて2次元CAD設計時、施工時、
  BIMモデルの3パターンで数量チェックを行い、実施設
  計での有効性と問題点を検証していきます。
   平成27年度は実物件にて、2次元CADとBIMにより設
  計作業の比較を行い、メリット、デメリットを探って
  いきたいと考えております。

3.研修会、講習会などの活動について
   昨年11月14日にCM(コンストラクションマネジメン
  ト)に関する講演会を受講してまいりました。
   CM方式の導入によって、建設プロジェクトへの設計者の関わり方が大きく変わっていく転換
  期にいるのだと言う事を、強く認識させられる講演でしたので、委員会として今後も動向に注目
  していきたいと思います。


CM講演会風景

次世代委員会 2014 (機関誌「睦び」42号)

<委員長 斎藤学>

 今期より委員長を務めさせていただく事となりました、櫛井設計の斎藤です。宜しくお願いいたします。これまで若手組合員が活躍できる場として委員会を育てられてきた丸山前委員長の意思を受け継ぎ、一生懸命務めてまいりますので今後ともご指導の程よろしくお願いいたします。
 今年掲げた事業項目のいくつかについて、現在の状況をご報告いたします。
1.新潟市職員と組合若手社員のWG(ワーキンググループ)運営及び研究について
   9月9日に委員会を開催し、WG研究テーマについて意見交換を行いました。今後、テーマを策
  定し、今年の11月より新潟市職員の方々と研究を始められるよう進めてまいります。
2.次世代型CAD(BIM等)の活用法の研究について
   7月12日にA&A株式会社協力のもと『BIM体験講習会』をNSTにて開催しました。実際に
  BIMCADを操作しながら3次元モデルを作り上げる事で、基本概念や操作性について学ぶ事が出
  来る有意義な講習となりました。今後は、研修会や最新情報発信と共に実物件でのBIMによる設
  計を行い、実業務での作業性について検証してまいります。

以上、現在までの活動報告といたします。

次世代委員会 2014 (機関誌「睦び」41号)

<委員長 丸山健一>

 平成25年度も後わずかとなり、次世代委員会も発足から早二年が経とうとしています。
 組合員の皆様には、日頃より次世代委員会に対しご理解とご協力を頂き、感謝申し上げます。
 今年度は組合創立30周年の節目にあたり、記念事業が行われました。記念事業への参加は、当委員会が今年度掲げた事業項目の中で最も大きな事業で、記録・小冊子担当として参加し、主に記念誌の作成に協力しました。
 その活動内容として30周年記念誌についてご報告をさせて頂きます。

■創立30周年記念誌について■
 本棚に積み置かれる記念誌でなく、「読んで貰える記念誌、見て貰える記念誌」をコンセプトに作成にあたりました。
 「読んで貰える」部分については、「先達に聞く」と「座談会」の二本の特集記事を掲載しています。
 「先達に聞く」は、駒澤・石動両相談役と鈴木常任顧問のご協力を頂き、組合の草創期から組合の将来の展望について語って頂いた内容を記事にし、当時の時代背景と合わせて読んでいただけるように、組合年表と組み合わせた構成としています。
 「座談会」は、「学校建築に設計者はどう関わっていくか」と題し、ベテラン設計者と若手設計者そして未来の設計者として新潟大学の学生さんに参加頂き、座談会形式の討論会を企画・開催し、その内容を記事にしています。
 いずれの記事も興味深い内容となっていますので、まだ読んでいない方は一読願えると幸いです。
 また、「見て貰える」部分につては「作品紹介」と題し、過去から現在まで組合が携わった主な作品を年代別(組合受注年度別)に整理し、作品写真(一部写真が無かった為、パースを掲載)と担当設計者のコメント等で紹介しています。出来る限り多くの作品を紹介すること、また見応えのある誌面にすることを心掛け作成しました。
 作品写真で竣工時のものが残っていない物件は、次世代委員が手分けして撮影した写真を掲載しています。写真アングルが今一と思われるものについては、ご愛嬌としてご容赦頂ければと思います。
 その他では、組合30年の活動の歴史を項目毎に整理した「活動年表」や来賓挨拶、記念講演・記念式典・記念祝賀会の当日の様子を撮影した記録写真等々、盛りだくさんの内容となっています。

 以上が次世代委員会の事業活動として参加した創立30周年記念誌の内容となります。
 作成に当たり、多くの方のご協力を頂いたことで無事発刊することが出来きました。
 ご協力して頂いた皆様には、この場を借りて重ね重ね感謝を申し上げます。


 以上で報告を終わります。

次世代委員会 2013 (機関誌「睦び」40号)

<委員長 丸山健一>

 次世代部会での「1丁目1番地」であった部会から委員会への格上げについては、今年の総会で組合員の皆様に承認頂き、無事昇格することが出来ました。組合員の皆様にはこの場をお借りして感謝申し上げます。これに驕ることなく次世代委員会の活動が益々活性化していくように努めてまいりますので、今後とも当委員会へのご協力をお願い申し上げます。
 次世代委員会として今年度掲げた事業項目うち、いくつかについて現在の状況をご報告いたします。

1.創立30周年事業に向けた記念誌の作成について
   本棚に積み置かれる記念誌でなく、「読んで貰える記念誌、見て貰える記念誌」をコンセプト
  に、担当委員一丸となり記念誌の作成にあたっています。
  「読んで貰える」については、担当委員が直接取材した内容を、特集記事として掲載します。ま
  た「見て貰える」については、過去から現在まで組合が携わった作品を、趣向を凝らした誌面構
  成で写真紹介します。
  現在、多くの方から目を通して頂けるような30周年記念誌にしたいとの想いで、当委員会の若
  手委員が奮闘中です。資料収集等で当委員会から皆様にご協力を求めることがあると思います
  が、その際には何卒宜しくお願い致します。
2. 次世代CAD(BIM等)の活用法の研究について
   次世代委員会では、全員懇談会等でBIM CADの活用事例を紹介してきました。
  その際、BIM CADを実際に体験したいとの意見を多く頂いた為、平成25年6月14日(金)「BIM
  CAD(vectorworks)体験講習会」を開催致しました。
  この講習会では、BIM CADの操作性や利便性など実際に使用しないと解らない部分が体験出来た
  という意味で大変有意義な講習会となりました。
  また、定員30名のところ多くの方から申し込みを頂き大変ありがとうございました。定員枠の都
  合で参加出来なかった方には申し訳ありませんでしたが、本年度内にもう一度「BIM CAD体験講
  習会」の開催を企画していますので、次回の体験講習会に参加頂けると幸いです。

以上、次世代委員会の現在までの活動についての報告と致します。

次世代部会 2013 (機関誌「睦び」39号)

<部会長 丸山健一>

 次世代部会が発足し1年が経過しましたが、当部会で予定していた事業の進捗率が思うように上がらないのは、自身の責任であると強く感じています。
 以下のように事業内容を整理して今後の部会活動に努めたいと思いますので、部会員はじめ組合員皆さまのご協力をお願い申しあげます。

(1) 部会から委員会への格上げ・内容検討
   組合員の皆様に、次世代当部会の存在を認識して頂けるような事業展開を行っていきます。
  (活動の状況や成果を組合ホームページを活用し、組合員の皆様にお届け出来ようにします。)
(2) 新潟市職員と組合若手所員のWG(ワーキンググループ)の運営及び研究発表
   引き続き第二期目のWG開催に向け準備をして行くと共に、WG第一期目の成果を取り纏め、
  組合ホームページで公開します。
(3) 組合員事務所の若手所員を対象とした交流・研究会の開催
   昨年の11月、遠藤建築部長と次世代部会員との討論会を開催し、多くの方に参加頂き有意義
  な会を開くことができました。
  (検討会参加人数:市職員11名 組合若手所員34名 計45名)
  今後も若手所員を対象とした、実務に役立つ交流・研修会を企画し、開催します。
(4) 創立30周年事業に向けた「新潟の建築史・組合史」の作成
   実行委員会の記録・小冊子部会に参加し、内容のある30周年記念誌を作成します。
(5) 次世代CAD(BIM等)の活用法の研究
   CADソフトメーカーとの連携を念頭に現在の設計業務の中で、直に活用できるBIM機能を
  研究し、その活用事例を皆様に報告します。

次世代部会 2012 (機関誌「睦び」38号)

<部会長 丸山健一>

 今期新設された次世代部会の委員長を務めさせていただきます丸山です。宜しくお願いいたします。
 昨年までは、住・環境委員会の一部会として活動をしてきた次世代部会ですが、本年度からは一委員会として、総勢20名の組合若手メンバーで活動していきます。若手所員の参加を承諾して頂いた各事務所には、この場を借りて御礼申し上げると共に、期待に応えるべく一生懸命努めさせて頂きたいと思いますので今後ともご指導の程宜しくお願い致します。
 委員会活動の初年度となる次世代部会では、以下の内容で事業を行って行きます。

(1) 部会から委員会への格上げ・内容検討
  ・組合員の皆様から委員会として快く認めてもらえるように、成果のある事業内容や円滑な
   部会運営を検討します。

(2) 新潟市職員と組合若手所員のWG(ワーキンググループ)運営及び研究発表
  ・昨年は、「設計メモ」・「住環境」・「木造公共建築・保育園」・「学校研究-1」・「学校研
   究-2」の5グループに分かれて研究を行い、二回の活動報告会にて研究の成果を報告しまし
   た。研究成果については皆様に公開できるように取り纏めを行います。
    2シーズン目となる今年は昨年の反省を生かし、より内容のある研究成果を目指します。研
   究課題を整理し新たなメンバーを加え、新たなグループで活動を開始します。また、研究発表
   の場として活動報告会も前節と同様に開催します。

(3) 組合員事務所の若手所員を対象とした交流・研究会の開催
  ・若手所員の技術の研鑽を目指し、実務に役立つ勉強会、講演会を開催します。

(4) 創立30周年事業に向けた「新潟の建築史・組合史」の作成
  ・30周年実行委員会へ参加し、「新潟の建築史・組合史」を作成します。
   25周年事業では住・環境委員会中心に、組合の草創期から現在までの歩みを取り纏めまし
   た。
   30周年事業では「新潟の建築の現在」から「新潟の建築の次代へ」の内容で作成したいと考
   えています。

(5) 次世代型CAD(BIM等)の活用法の研究
  ・現在のCADデータは、手書きしていた図面の線をデジタルデータに置き換えただけにすぎま
   せん。
   いくら高性能なコンピュータを使用していても作図については旧態依然のままです。
   そこで、3Dモデルや温熱環境・風量等のシミュレーションも可能な、次世代型CADの活用
   法を検討していきます。また、次世代型CADによる新たな建築手法(BIM等)の活用法に
   ついても研究していきます。

 次世代部会は新設かつ若手中心の委員会のため、今後至らぬ点が多々あると思いますが、上記の事
業を委員一丸となって取り組んでいきます。
 今後とも組合員の皆様のご協力をお願いいたします。