業務委員会 2018 (機関誌「睦び」47号)

<委員長 本間裕之

 今年度の業務委員会の事業内容について活動状況をご報告いたします。

1.新潟市発注の大規模改造工事について
   今年度は小中学校大規模改造工事(2期目、3期目)の設計業務が14件発注され、それぞれの担当
  事務所を選定しました。
   今年度も成果品の統一性の確保や発注者との連絡などを目的として、総合監修業務の担当者も選
  定を行いました。

2.新潟市の特定建築物等定期点検業務について
   昨年度から受注している各学校の特定建築物定期点検業務を今年度分として60校受注し、担当事
  務所を選定しました。

3.その他
  ・プロポーザルで受注した「潟東小学校移転改築・潟東中学校一部改築基本設計業務委託」の担当
   事務所を選定しました。
  ・新潟市より特定天井のある5施設の天井改修工法検討業務を受注し、これについて担当事務所を選
   定しました。
  ・新潟市産業振興センターの今後の改修基本計画を含む老朽度調査業務を 受注し、これについて
   担当事務所を選定しました。

業務委員会 2017 (機関誌「睦び」46号)

<委員長 本間裕之>

 今年度の業務委員会の事業内容について活動状況をご報告いたします。

1.新潟市発注の大規模改造工事について
   発注の止まっていた小・中学校の大規模改造工事の設計が発注となり、1年目設計6校と2年目
  設計の2校について担当事務所の選定を行うことができました。
   また、1年目設計のまとめ及び成果品の統一性の確保を目的として、意匠・構造・電気・機械
  の各設計の総合監修業務の担当者を選定しました。

2.新潟市の特殊建築物等定期点検業務について
   新潟市の特殊建築物等定期点検業務で、幼稚園・小学校・中学校・中等教育学校・特別支援学
  校の平成28年度分として55校分の定期点検業務の担当事務所を選定しました。

業務委員会 2016 (機関誌「睦び」45号)

<委員長 涌井勝治>

 前回の「睦び」で委員会活動状況を報告させていただいて以降、平成28年1月末日迄の委員会活動状況を報告させていただきます。

 残念なことに平成27年9月以降、委員全員参加の委員会は一度も開催する機会を持てませんでした。
耐震関連業務が、ほぼ終わり新規設計業務委託もなく当業務委員会は開店休業状態になってしまいました。

 寂しい限りではありますが、新たな動きもあります。
前回受注した学校大規模改修設計の工事監理業務を受注するべく特別委員会を立上げ、組合として工事監理ガイドラインを作成し工事監理業務を通して建築物の品質や性能の確保に資することができるよう発注者に提案しているところです。

 資料や検討書を作成いただいている特別委員会の皆様には改めてお礼申し上げます。
また、この取り組みが発注者の、ご理解をいただき業務委託に繋がればと期待しています。

 組合も以前の様に待っていれば仕事が受注できる様な時世では無くなり積極的に技術的な提案などを行い業務委託に繋げていくことが求められている様に感じています。

 現在進行の委託物件について、担当をお願いしている事務所の皆様には概ね順調に業務が進行していることにあらためて、お礼申し上げますとともに納期が年度内の物件ばかりですので体調を崩さないよう留意され納品日まで頑張ってくださるようお願いしつつ業務委員会報告といたします。

 平成26年5月より委員長を務めさせていただき、ほぼ1期2年が過ぎようとしています。
不可ばかりの委員長でしたが、委員の方や役員、事務局の方々、組合員の皆様に助けられて何とか務められた様に思います。
 大変ありがとうございました。紙面をお借りして、お礼申し上げます。

業務委員会 2015 (機関誌「睦び」44号)

<委員長 涌井勝治>

 平成27年度も半期を過ぎようとしているところで、今までの業務委員会の状況を報告させていただきます。

 8月末日現在、業務委員会は委託物件の減少で2回の委員会しか開催できませんでした。
新規物件は皆無ですし、耐震関連業務も終わりに近づき診断・補強設計・補強工事監理業務が激減してきています。

 また発注者である、市当局においては改修のみの設計は競争入札に回されることが多くなり、当組合への随意契約が非常に難しい状況になってきたことが受注減少の要因であると考えています。

 そんな状況のなか、執行部や役員の皆様の努力により、新規の学校大規模改修設計を木戸中学校等6件、受注することができました。
この委託物件はすでに担当者も決まり、設計作業が進行しているところです。
本委託物件の受注にあたり、組合として改修工事の工区や改修内容・手法等の検討会を開き、発注者に前向きな提案をしてきたことが理解されたものと思います。
膨大な調査資料や検討書を作成いただいた皆様に改めてお礼申し上げます。

 今回、受注した大規模改修物件は2~3年に渡る事業であり、初年度で全体の改修計画を立案するものです。
先の改修工事設計講習会でご承知いただいている事とは思いますが、今までの組合委託物件の進め方とは異なる手法です。
当初の設計を担当される方には作業量が、いままでの改修工事より多く、提案や検討事項も多く時間を要する作業を進行していただいていること思いますが、宜しくお願いします。
また、委託物件個々に改修内容に課題もある事と思いますが、他物件の改修内容も共有し、より良い、一貫性のある設計につなげて頂ければと思います。

 今後、当初全体改修計画を立案した担当者と次年度、次々年度の設計担当者をどの様に関連付けて担当者を選考していくか課題も残りますが、業務委員会として公正な担当者選考をしていきたいと思っていますので宜しくお願いします。

 結びに、来年度からも大規模改修設計委託を当組合で受注できますよう、今回の大規模改修設計成果品がより良いもので納品できます様、お願いしつつ業務委員会報告と致します。

業務委員会 2015 (機関誌「睦び」43号)

<委員長 涌井勝治>

 平成26年5月より委員長を務めさせていただき、ほぼ1年が過ぎようとしています。
さしたる変革もできず、可もなく不可ばかりの委員長でしたが、委員の方や役員と事務局の方々、組合員の皆様に助けられて何とか務められた様に思います。
大変ありがとうございました。お礼申し上げます。

 さて前回「睦び」42号で委員会活動状況を報告させていただいてから以降、平成27年1月末日迄の委員会活動状況を報告させていただきます。
なんと委員全員参加の委員会を1度しか開催する機会を持てませんでした。
委員長である私の怠慢ではなく、全ての担当者選考案件が耐震診断後の耐震補強設計業務、工事監理業務等、継続の業務であり担当事務所の瑕疵も辞退もなく、そのまま継続していただきました。

 とりあえず担当者選考物件の内訳を記載します。
プロポーザル当選案件3件、耐震補強+大規模改造7件、耐震補強10件、耐震診断10件、その他26件、工事監理60件という内容でした。

 受注委託物件については、各担当をお願いしている事務所の皆様には概ね順調に進行していることと思い、あらためてここでお礼申し上げますとともに納期が年度内の物件ばかりですので体調を崩さないよう留意され納品日まで頑張ってくださるようお願いいたします。

 27年度は委員全員参加の委員会を度々開催できることを期待しつつ、委員会の報告とさせていただきます。

業務委員会 2014 (機関誌「睦び」42号)

<委員長 涌井勝治>

 平成26、27年度の業務委員長を再び務めさせていただきます。
委託物件の設計監理等担当者選考委員会の委員長として委員の皆様にご協力いただき公平、公正を旨とした担当者選考に務めたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。
 ・・とは言って見たものの現状は耐震診断、診断後の補強設計及び工事監理業務が大半で殆ど担当者が継続の為、委員会を開催し委員の方に活躍してもらう機会も激減しています。

 時代の流れとはいえ設計業務委託がプロポーザルや入札へと移行していくことに組合員として残念に思っています。

 組合は中小企業庁から証明を受けた官公需適格組合であり、その事を発注者から充分ご理解いただき随意契約への再考をお願いしたいと思います。
その為には組合として発注者の信頼に応えることのできる責任体制の確立、委託業務の完全履行などの体制整備を今まで以上に進めていく必要もあると思います。

 組合員の皆様のご意見を頂戴しながら、他の委員会とも連携し共同受注の機会拡大の方策を多面から考えてみたいと思いますので、ご指導の程、宜しくお願いします。

業務委員会 2014 (機関誌「睦び」41号)

<委員長 涌井勝治>
 
 平成24年5月より委員長を務めさせていただき、ほぼ1期2年が過ぎようとしています。
さしたる変革もできず、可もなく不可ばかりの委員長でしたが、委員の方や役員と事務局の方々、組合員の皆さんに助けられて何とか務められた様に思います。
大変ありがとうございました。紙面をお借りして、お礼申し上げます。
 さて前回「睦び」40号で委員会活動状況を報告させていただいてから以降、平成26年1月末日迄の委員会活動状況を報告させていただきます。
なんと委員全員参加の委員会は一度も開催する機会を持てませんでした。
委員長である私の怠慢ではなく、全ての担当者選考案件が耐震診断後の耐震補強設計業務、工事監理業務、継続の設計業務等であり担当事務所の瑕疵も辞退もなく、そのまま継続していただきました。
 取あえず担当者選考物件の内訳を記載します。
実施設計では、耐震補強以外で12件、耐震補強+大規模改修1件及び耐震補強1件となっており、他に耐震診断2件、その他3件、工事監理22件という内容でした。
 受注委託物件については、各担当をお願いしている事務所の皆さんには概ね順調に進行していることと思い、あらためてここでお礼申し上げますとともに、納期が年度内の物件ばかりですので体調を崩さないよう留意され納品日まで頑張ってくださるようお願いしつつ業務委員会報告といたします。

業務委員会 2013 (機関誌「睦び」40号)

<委員長 涌井勝治>

 今年度の委員会状況を報告させていただきます。

 平成25年度(8月末日現在)業務委員会では4回(内2回は小委員会)の委員会を開催しました。
 担当者選考物件の内訳は新築実施設計3件、耐震補強+大規模改修実施設計10件、耐震補強実施設計29件、大規模改修実施設計1件、耐震診断業務11件、工事監理7件、耐震補強+大規模改修工事監理14件、耐震補強工事監理8件という内容です。
 ご覧のように新築物件が3件ありますが、内2件は昨年度のプロポーザル受注物件の継続です。
新規の随意契約物件は1件でした。昨年度プロポーザル受注物件以外の随意契約は0件でしたので発注者の事情もあるのでしょうが、少しは組合に対する風が変わってきたのかな、などと思っています。
 今年度、市が主催した3件のプロポーザル物件については組合で受注出来なかったことは少し残念ですが来年度に期待したいと思います。
組合を代表して参加していただいた組合員の方々には大変お疲れ様でした。ありがとうございました。
担当していただいた方の今後更なる技術レベル向上と他組合員の皆さんのプロポーザル参加に期待するところです。

 設計業務43件、診断業務11件、監理業務29件の受注委託物件については、各担当をお願いしている事務所の皆さんには概ね順調に進行していることと思い、あらためてここでお礼申し上げますとともに納期が年内の物件も多々あり体調を崩さないよう留意され納品日まで頑張ってくださるようお願いします。

 また今後、年度末までに市より新たな業務委託もあることと思いますが、選考されましたら辞退することなく、ご協力の程、宜しくお願いします。

 これからも組合員の皆さんのご意見を頂戴しながら公平で公正な担当者選考をはかれるよう務めていきたいと思いますので宜しくお願いします。

業務委員会 2013 (機関誌「睦び」39号)

<委員長 涌井勝治>

 委員会の委員長を務めさせていただいて、ほぼ1年が過ぎようとしています。
本誌の紙面をお借りして、今年度の委員会状況を報告させていただきます。

 平成24年度、(平成25年2月1日現在)業務委員会では9回の委員会を開催しました。
担当者選考物件の内訳は、新築(プロポーザル案件)5件、耐震補強+大規模改修13件、耐震補強15件、耐震診断43件、その他5件、工事監理34件という内容でした。
 見て解るように新築物件の随意契約は0件でした。残念ですが今の時世を如実に物語っているのだろうと思っています。その反面、市が主催した8件のプロポーザル物件のうち3件を組合で受注出来た事は、組合を代表して参加していただいた組合員の提案レベルの高さ、業務に対する真摯な取組姿勢の評価であった事と嬉しく思い感謝しているところです。
 担当していただいた方の今後更なる技術レベル向上と、他組合員の皆さんのプロポーザル参加に期待するところです。

 受注委託物件については、各担当をお願いしている事務所の皆さんには概ね順調に進行していることと思い、あらためてここでお礼申し上げますとともに、納期が年度内の物件も多々あり体調を崩さないよう留意され納品日まで頑張ってくださるようお願いします。

 また次年度も耐震診断、耐震補強設計や工事監理業務の委託が多くなると思いますが、皆様のご協力宜しくお願いします。

 これからも組合員の皆さんのご意見を頂戴しながら公平で公正な担当者選考をはかれるよう務めていきたいと思いますので、皆様のご理解、ご協力を宜しくお願いします。

業務委員会 2012 (機関誌「睦び」38号)

<委員長 涌井勝治>

 平成24、25年度の業務委員長を務めさせていただく涌井です。
委託物件の設計監理担当者選考という委員会の委員長として委員の皆さんにご協力いただき公平、公正を旨とした担当者選考に務めたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
 私は以前、平成16年度から19年度まで同委員長を務めさせていただきました。当時は市発注の設計監理業務委託の大半が組合との随意契約であり組合員の皆さんには年間2件以上の設計監理業務を担当して頂いていた様に記憶しています。
時代の流れとはいえ設計業務委託がプロポーザルや入札へと移行していくことに組合員として残念に思っています。
 組合は中小企業庁から証明を受けた官公需適格組合であり、その事を発注者から充分ご理解いただき随意契約への再考をお願いしていきたいと思っています。
その為には組合として発注者の信頼に応えることのできる責任体制の確立、委託業務の完全履行などの体制整備を今まで以上に進めていく必要があると思います。
それらをふまえ今期、委員会として設計監理担当者選考業務はもとより以下の事について検討してみたいと思います。

1) 組合として受注したプロポーザル物件についてアシスト事務所の選考基準を確立する。
2)適材の担当者を選考する為に組合員事務所の業務実績データを収集し整理を行う。
3)担当物件におけるクレームの把握や再クレームの防止対策の検討を行う。

 上記の事項について組合員の皆さんのご意見も頂戴しながら今後の担当者選考に今まで以上、公平、公正化を計れるよう務めていきたいと思います。

業務委員会 2011 (機関誌「睦び」37号)

<委員長 池田登実男>

 平成23年度、業務委員会では10回の委員会を開催しました。
今年度、受注した委託物件の内訳は現在のところ、新築改築20件、大規模改修6件、耐震診断・耐震補強56件、工事監理63件、プロポーザル特定による受注4件という結果になりました。
 また、今年度の決算見込みは、当初組み込んでいた予算額を上回る予定となり、一定の黒字が予想されます。
 市組合運営にとっては、たいへん喜ばしいことです。
 しかし、収入の大半が耐震関係の物件であることからすると、組合員のうち大半を占める意匠事務所にとっては、諸手を上げて喜んではおられず、たいへん厳しい状況だと思います。
 そして、今年度末に国の補正予算による追加発注された耐震診断は市営住宅が14件であり、学校の耐震化から他の用途に移行し始めています。
このように耐震関係の委託は、今後暫くは受注が出来るようです。
 また、次年度も新築・改築物件は、プロポーザル方式の発注が予定されているようです。
新潟市建築設計協同組合は、中小企業庁で認めている「官公需適格組合」です。
 これは、官公需の受注に対して意欲的であり、かつ受注した契約は、十分責任を持って履行できる経営基盤が整備されていると証明されている組合と言うことです。
執行部・理事、そして事務局は、常日頃からこれらの事を念頭において、組合活動をしながら、新潟市へのご理解を求めているところです。
 今後も、組合員の皆さまには、ご協力・ご理解をお願いいたします。

業務委員会 2011 (機関誌「睦び」36号)

<委員長 池田登実男>
 
 3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震から、わずか半年しか経っていないにもかかわらず、国内では先だっての台風12号を始めとする水害などの天災が立て続けに発生しております。被災された皆さまには、1日も早い復旧をお祈りすると共に、心からからお見舞いを申し上げます。

 業務委員会では、企画委員会担当の事務処理のデータベース化に協力し、過去の発注物件の設計図書や担当者等を整理データ化し、選考時において迅速に・遺漏なく選考が行われる手助けとなるようにいたしました。このツールを役立てながら公平・公正に、そして適材・適所を心掛け担当者の選定を行って参ります。

 さて、今年度も半期が過ぎました。上半期の受注物件数は90件を契約しております。
以下が、その内訳です。
・設計 14件
・監理 43件
・耐震診断・補強設計 33件

 昨年の今頃も同じような比較をしていますが、相変わらず耐震関係の委託が多く、全体の36%を超えています。

 そして、プロポ-ザル方式による設計業務委託受託者選定の物件ですが、今年度は公共建築第1課、公共建築第2課を合わせて10件が発注され、組合としては9件に参加し、そのうち、岡方コミュニティセンター建設工事設計業務委託、横越中央保育園移転新築工事基本・実施設計業務委託、(仮称)白根屋内プール建設事業基本設計業務委託の計3件が選定されました。

 今後しばらくは、新築・改築・増築等の物件は、プロポ-ザル方式による選定で行われることが予想されます。このような状況の下、市から随意契約で頂ける物件の多くは、耐震関係の物件であると言うことは否めません。業務委員会といたしましては、組合員(特に意匠事務所)の皆さまに平等に仕事を担当してもらいところですが、なかなか思うままにならずに、頭を悩ましているところが事実です。
 業務委員会では、耐震関係の委託物件について、選考方法の見直しを図り、出来るだけ全員に行き渡るような方策を絶えず考え続けて参ります。
 組合員の皆さまに於かれましても、倍旧のご理解をお願い致します。

業務委員会 2011 (機関誌「睦び」35号)

<委員長 池田登実男>

 新年おめでとうございます。

 業務委員会では、公平・公正に、そして適材・適所を心掛け、市からの発注物件の担当者の選定を行っております。本年もご理解の程、よろしくお願いします。


 年末に行った今年度の中間決算見込みでは、当初組んでいた予算額を上回る予定となりました。

 受託業務の内容としては、耐震改修関係の業務が圧倒的に多いようです。


 業務委員会では、上記のように受託業務の担当者選定の他に、「市からの発注体系は、プロポーザルコンペが多くなって来た」とか、「入札の案件も増えて来ている」・・・等々。

 これからの市組合運営に関して、危惧しなければならないであろうと考えられる事柄が、話し合われることがあります。

 取り越し苦労に終わってしまうケースもありますが、時々は「目から、うろこ」の場合もあり、それらの話を肥やしにしながら、業務委員会は開催されています。


 少し建築業界に目を転じますと、「建築基本法」の必要性が論議されていたことが挙げられます。

 昨年末に国土交通大臣は、建築関連法規の上位法として「建築基本法」を制定し、現行の「建築基準法」、「建築士法」などを、抜本的に見直すことを表明しました。

 構造計算書偽装問題を発端に、建築関連法規が「改正」ならぬ「改悪」となったことは、周知の通りです。

 この「建築基本法」の制定には、まだまだ時間はかかるのでしょうが、これからの成り行きを見つめて行かなければならないと思います。

業務委員会 2010夏 (機関誌「睦び」34号)

<委員長 池田登実男>

 残暑お見舞い申し上げます。
今年度の改選期で、業務委員長を仰せ付かった池田登実男です。どうぞ、よろしくお願いいたします。
業務委員会は、市からの発注物件を、公平・公正に、そして適材・適所を心掛け担当者の選定を行わさせていただいております。今後とも、ご協力をお願いいたします。

早いもので、今年度も半期が過ぎ去ろうとしています。
上半期の受注物件数は90件契約しております。
以下が、その内訳です。
・設計    12件
  実施設計     6件
  改修設計     6件
・監理    10件
・耐震関係 65件
  耐震診断     19件
  耐震補強     10件
  耐震補強監理  36件
・その他(解体、資料作成等) 3件
数字を見ますと、相変わらず耐震関係が多く、全体の7割を超えています。
そして、今暫くはこのような状態が続くであろうことが予想されます。

 そして、数年前からの状況ですが、今年度も選定方法といたしましてプロポ-ザル方式の物件が出ています。
 新津第一中学校の一部校舎・屋内体育館改築工事設計業務委託は、簡易公募型のプロポ-ザルで行われて、めでたく当組合が特定されました。
 また、亀田学校給食センター建設工事設計業務委託は、書類審査型プロポーザルと言う形で公募されました。これは、参加資格要件が幅広くなっており、組合としては参加せずに、組合員の皆さまから多数の参加を募ったところです。
 今後、このような形の発注形態が多くなることが予想されます。
市組合としては、あらゆる場面においても、市ご当局と足並みを揃え、協力を惜しまない形で進めてまいります。組合員の皆さまにおかれましても、倍旧のご理解をお願いいたします。


業務委員会 2010春 (機関誌「睦び」33号)

<副委員長 池田登実男>

 寒中お見舞い申し上げます。

 昨年度に続き、今年度の売上高も好調に推移し、昨年度を上回る決算の数字となる予定です。その内訳は、耐震診断~補強設計、それに伴う工事監理が大半を占めている状況は、このところの数年間は変わっておりません。いわゆる耐震改修工事に携わる構造事務所、設備事務所の皆さまのご苦労には頭の下がる思いです。
そして、ここ数年来の新潟市から発注される構造系の委託ではなく、いわゆる意匠系の委託には、少しずつ変化が起きています。小規模の改修工事などは従来のように随意契約となりますが、大型物件は簡易公募型のプロポ-ザルコンペが主流になって来ているようです。

 今年度だけでも、
 ○ 新鯵潟住宅改築工事設計業務委託
 ○ (仮称)動物ふれあいファーム建設工事設計業務委託
 ○ 新津文化会館(仮称)建設工事基本設計業務委託
 ○ (仮称)西川総合体育館設計者選定プロポーザル
 ○ (仮称)新津総合体育館設計者選定プロポーザル
 など、多くの物件が該当しています。

 そんな中で、新潟市から市内3校(沼垂小・笹口小・下山小)の基本設計が市組合に委託されました。この3物件について新潟市より協力と助言を頂きながら、組合内プロポ-ザルコンペを実施致しました。独創的であり、たいへん力の入ったすばらしいたくさんの応募作品がありました。プロポ-ザルへの提出作品の作製には、とてつもなく時間と労力が費やされます。それは、応募作品を見れば、一目瞭然!ご自身の技術力の研鑽になったことは言うまでもなく、新潟市に対しても、市組合の存在を強くアピ-ルが出来たことを堅く信じています。
 参加して頂いた事務所の皆さまには、深く敬意を表すと共にこの場を借りて、お礼を申し上げたいと思います。

業務委員会 2009夏 (機関誌「睦び」32号)

<委員長 天木与一

 今年度の新潟市からの物件受注状況は、昨年に引き続き耐震診断・耐震補強設計・その工事監理が、もうすでに大量な数になっております。それは今年度中、そして来年度もそういう状況は続くだろうと推測できます。
それに対応すべく有無を言わさずそれらの物件を配分される構造事務所。おそらく寝る暇もないような状況だと思います。
 又、耐震設計関連によって、発生して来る設備関係の仕事で設備事務所も似たような状況にあります。ここ数年で落ち着くであろうと言われている耐震関連の仕事。もう少し耐えしのんでがんばっていただきたいと願うしかありません。
 そして、意匠事務所の対象物件はと言いますと、耐震工事に伴う大規模改修設計・小規模な新築物件。いずれもその数はかなり少なめです。そういう状況の中で、できるだけ多くの事務所に関わっていただけるよう、公平公正・適材適所を基本念頭に置き担当者の選定を考慮しているところです。
以上がここ数年のパターン。
 しかしここからが問題。今年の新潟市は、ある程度の規模の新築物件はプロポーザル形式に発注形態を変えている傾向にあると思えます。
もうすでに7物件ほどプロポーザルとして発注されております。
その方式は、当然の事ながら参加希望者は全国オープン。
組合はこの状況に対し、組合のあり方・運営方法・プロポーザルへの対応・物件の配分等、基本的に改革すべき点を考えなければならない時に来たと思います。

業務委員会 2009春 (機関誌「睦び」31号)

<委員長 天木与一

平成20年度(20年12月末現在)の受注件数は150件(物件数としては214物件)。
内訳は次のとおりです。

1. 新築・改築の実施設計  14件(基本設計2件含む)
2. 新築・改築の工事監理  20件
3. 改修 実施設計       9件
4. 改修 工事監理       9件
5. 耐震関係 
    耐震診断 61  耐震補強設計 63  耐震補強工事監理 26 (計150件)
6. その他
    調査、補償、空調設備のみ、解体のみ等  8件

 以上の受注状況ですが、5番の耐震関係は全体の70%です。これは、耐震補強工事を前倒しで急ぐ国の政策による影響です。有無を言わさず仕事をあてがわれる構造事務所。
 寝る時間もないほど、仕事に追われている各構造事務所の苦闘・奮闘ぶりに「ご苦労様です」と言うしかありません。設備事務所もそれに似た状況です。
 それに対し、意匠事務所の対象物件は、1番・3番を合わせても23件。全体の11%と偏った状況になっております。こういう状況は来年度も続くと思われます。 ひき続き、皆様のご協力、ご理解をお願い致します。

業務委員会 2008夏 (機関誌「睦び」30号)

<委員長 天木与一
 業務委員会の仕事は、いうまでもなく設計・監理業務の担当者選考にあります。
公平・公正・適材適所を心がけると共に、クレームのない確実な成果品を納品していただくべく厳正に選考いたします。
そこで再認識していただきたい事は昭和63年制定の「担当者選考基準」です。
その中で確認する項目は、次のとおりです。 

 1.実態調査票を適正に提出た者。
 2.賦課金を納入した者。
 3.建築士法上の行政処分、又は、これに類する違反行為ない者。
 4.設計監理担当の指名を辞退しない者。
 5.前設計に於いて不都合な事実がない者。
 6.組合員たる義務を果たした者(総会、懇談会等に出席した者)。

 これは組合の以前からの約束事ですので、選考に於て確認、考慮致します。
業務委員会総勢12名、公平かつ厳正な判断で選考を行います。
どうぞ、よろしくお願い致します。

業務委員会 2008春 (機関誌「睦び」29号)

<委員長 涌井勝治

 平成19年度、(平成20年1月末日現在)業務委員会では13回の委員会を開催しました。委託物件の内訳は公共建築1課発注分として、新築改築10件、改修5件、耐震診断1件(2物件)、基本設計3件、工事監理4件、調査業務5件、公共建築2課発注分として新築改築6件、改修6件、耐震補強27件、耐震診断14件(31物件)、基本設計2件、工事監理28件、調査業務4件、水道局発注分として改築1件、改修2件、耐震診断1件(2物件)の合計119件の担当者選考を行い、ほとんど全ての組合員の方に業務を担当して頂きました。昨年同時期の実績と比較して、総件数で36件の増加ですが、その内32件が監理業務委託の増加分でした。

 上記業務については、おおむね順調に完了又は進行していることに、ここでお礼申し上げます。
納期が年度内の物件も多々あり担当者の皆様には体調を崩さないよう注意され納品日まで頑張ってくださるようお願いします。
また次年度も耐震診断、耐震補強設計や工事監理業務の委託が多くなると思いますが、皆様のご協力宜しくお願いします。
昨年も同様でしたが、耐震診断、耐震補強設計については委託の時期が重なり複数物件を、ひとつの事務所に担当していただくことになり、構造設計担当者の負担が大きいように思います。
意匠設計事務所にも担当していただいているのですが、さらに他の方策がないのか検討していきたいと思います。

 終わりに、今後も組合員の皆さんのご意見を頂戴しながら公平で厳正な担当者選考をはかれるよう務めていきたいと思いますので、皆様の、ご理解、ご協力を宜しくお願いします。