住・環境委員会 2016 (機関誌「睦び」45号)

<委員長 羽二生道夫>

 今年の活動もこのMUTSUBIの編集で最後になりました。
 住・環境委員会の活動の中心は『すまいづくり教室』です。
 今年は消費税の値上げが来年に迫っていますので市民の反応が強く、申し込み人数は60人に達しました。皆熱心にメモを取りながら聴講されていましたし、グループトークへの参加者も多く具体的な質問が多く出ていました。事前アンケートへの書き込みも多く市民の意識の高まりも感じられました。


実験装置を使って液状化の説明を行いました

 今年の特徴はファイナンシャルプランナーで活動中の山際澄子さんにお越しいただき『借入限度額やローン減税そしてローンの種類』などについてわかりやすい講座を開催していただきました。いままでにない内容を開催できて市民の反応もよかったように思います。
 また液状化の実験装置を会場に持ち込みながらの講座では、聴講者が全員前に集まり実験装置を囲みながら行ないました。覗き込みながらの実験でとてもわかりやすい講座になったと思います。
 また設備委員会との共同研究で『ZEH:ゼロエネルギーハウス』についての研究を行い、その結果をすまいづくり教室の講座のなかで発表できたのはとてもよかったように思います。近い将来のすまいの形ZEHを市民の皆様にお伝えできたのではないかと思います。
 最終回のグループトークでは参加者が多く5テーブルに分かれて話合いが行なわれました。それぞれの家庭の悩み事が話されグループトークならではのプライベートなことが次々と話され盛り上がっていましたが、残念ながら時間切れとなり今年のすまいづくり教室は終了となりました。
 若い方から高齢者までの広範囲の年齢層の方々に、新築からリフォームまで住宅建築の基本的な事を短い期間ではありましたがお伝えできたのではないかと思います。
 講師の方々にはお忙しい中、貴重な時間を割いて準備をしていただきありがとうございました。大変わかりやすい講座が開催できたと思います。またメンバーが不足だった事もあり本間総務委員長にもお手伝いいただきました。講師の皆様大変ありがとうございました。


H27年度 グループトークの様子

住・環境委員会 2015 (機関誌「睦び」44号)

<委員長 羽二生道夫>

 今年の活動は『すまいづくり教室』の企画・運営と『設備委員会との共同研究』そしてこの『MUTSUBI』の編集です。
 今年のすまいづくり教室は先月市役所と契約を済ませ、現在今年の方針をどうするか回数を重ねながら検討を進めています。
 今年の特徴は、市民に人気の茶話会を『住宅センター』と共同で行なう事です。建築士を交えたグループでの話し合いができる茶話会は今までどおり講座の中で対応しますが、個人的に更に詳しく話をしたい方のために場所を変えて住宅センターでも対応します。
    H26年度 茶話会の様子 これによって講座と話し合いの2本立ての深みのある『すまいづくり教室』になるのではないかと思われます。
 さらに『すまいのお金』について今年はファイナンシャルプランナーに協力していただき資金計画・税金面について講義をしていただく予定で計画を進めています。

 

 設備委員会との共同研究では、近い将来全ての建築で『ゼロエネルギー建築』が求められる時代がすぐそこまで来ています。ここでは住宅部門に限って『ゼロエネルギーハウス』に焦点を当ててどの程度の建築でどの程度の設備機器で『ゼロエネルギーハウス』が実現できるのかを研究してみたいと考えています。
 MUTSUBIの編集では読みやすい内容を目指して編集していきたいと考えています。

住・環境委員会 2015 (機関誌「睦び」43号)

<委員長 羽二生道夫>

 今年の『すまいづくり教室』は参加者が50家族になり満員御礼の講座になりました。講座は熱気であふれていました。
会場は満席の状況で熱気にあふれています 12月の2回の講座はどちらも大雪に見舞われ参加者が集まるかどうか心配でしたが、皆駐車場を捜しながらたくさんの方々に出席していただきました。
3時間ずつを4日間に渡り開催し計12講座を開催しました。
それぞれに特徴を持たせた講座としました。






    液状化の実験を行いました 1日目の講座は新築住宅編で住宅支援機構の方から出席していただき金融関係の講座を開催しました。
 2日目の講座は新築・リフォーム編で液状化の実験装置を使い模型の住宅を実際に地震の液状化がおきたらどうなるか試してみました。
 3日目はリフォーム編に集中した講座とし紙模型の家を使って筋違いの実験ができるキットをお土産に渡し家族で楽しめるようにしました。
 4日目は新築・リフォーム編で最後に恒例の茶話会の時間を拡大して開催し白熱した会話が止まない状況で大変盛り上がりました。

 茶話会ではたくさんの質問がでました 今年の出席者は若い方から年配の方まで幅広い家族が集まり皆熱心に講座に聞き入って大変好評で大成功であったように思います。
 また『睦び』の編集も2回目になりましたが写真や図面を取り入れながらの編集になるように努力しています。表紙の写真は皆様より募集していますので腕に自身のある方は是非応募していただきたいと思います。


住・環境委員会 2014 (機関誌「睦び」42号)

<委員長 羽二生道夫>

 住環境委員会は今年も『すまいづくり教室』に全力を上げて取り組んでまいります。8月下旬より準備会議がスタートを切り年末から年初めの講座開設で進める事になりました。

     講座受講中の市民です 昨年は、講座の中にリフォームに対する時間を増やして時勢を反映した講座に変えてまいりました。
断熱材、防湿シート、耐震金具、LED照明などの建材を展示し休憩時間を利用しての説明に質問を受けながらのやりとりで理解を深めていただきました。
 大震災の後でもあり防災マップやカタカナの多い省エネ器具の解説にはメモをとりながら自分の理想の家をどのようにプランしようかと参加者は必死でした。



       茶話会の模様 また委員会では『睦び』の編集を行なっています。ここ数年はホームページ上だけの公開でしたが、見ている方が少ないように思われます。
 従いまして今回より再び印刷物として全員に配布して見ていただくことになりました。
 編集は若手委員の2人にお願いし内容やデザインを刷新し組合員から愛される睦びになるよう委員会の活動内容、最新情報の紹介、組合作品の紹介、設計事務所の紹介、若手組合員の紹介を行っていきたいと思います。
 是非楽しみにしていただきたいと思います。

住・環境委員会 2014 (機関誌「睦び」41号)

<委員長 羽二生道夫>

 住・環境委員会の最大事業は『すまいづくり教室』の開催です。市役所と随意契約の関係にあり今年で13回目を迎えています。新潟市民に対して住宅の基本的知識をわかりやすく解説をする講座であり市役所との信頼関係をいままで以上に発展できるように今年も住・環境委員全員が一致結束して開催し1月25日に講座の最終日を迎えました。


     講座で解説中の講師 今年の講座は前半を新築向けの講座、中盤を新築・リフォーム向け、後半をリフォーム向けの講座の3つに分けて自分の目指す講座をわかりやすくし、興味ある講座を受講できるようしています。
 以前の講座はリフォーム向けが1講座だけでしたが、今ではリフォーム向けに講座の半分の時間を割いています。これに対する市民の反応もよく講座へ
の出席率も高くなっています。これは若い時代に建てた家を子育てが終わり高齢化対策を施す時期に一緒にリフォームを行ないたいと考えているのではないかと思われます。
 また一方住宅戸数は世帯数で飽和状態にあり新築にこだわらず中古住宅の改装でも充分と考える市民も除々に増えているのではないかと思われます。
 これは建物を長く使う考え方であり、30年程度で建て替えていたバブル期の終焉を示しています。講座でも長く住み続けるにはどのようにしたらよいかを市民にわかりやすく解説を行い建物の長寿命化に向けて市民をリードしていきたいと考えています。


        講座風景 この講座の準備は市役所の担当官と8月~10月の3ヶ月かけて開催準備を行なってきました。
そして10月より10講座を委員会のメンバーに担当していただき1ヶ月~2ヶ月の期間で講座の準備を行なってまいりました。各委員共住宅設計の経験を生かしながら忙しい中準備を進めそして2回に及ぶ市役所担当官の厳しい事前チェックを経て講座に臨みました。





        茶話会風景 今年の特徴は、リフォーム向け講座で出席人数が最大となった事です。これはいままでになかった事で驚きでした。市民の関心がリフォームに向けても大きくなっている事を実感致しました。
 また講座の最後に茶話会と称してお茶を飲みながらお菓子を食べながらリラックスした雰囲気のなかで小グループに分かれ講師を取り囲みながら日頃疑問に思っていたことや、講座のなかでよく理解でき
なった事などを解説しました。この茶話会を楽しみにしてきた人もいたほどで今では人気の茶話会になっています。
今年のすまいづくり教室も盛会のうちに終了致しました。

住・環境委員会 2013 (機関誌「睦び」40号)

<委員長 羽二生道夫>


 平成24年度 すまいづくり教室の模様 住・環境委員会のメインの活動は『すまいづくり教室』の開催です。
私と市役所の担当者共に今年が2年目のすまいづくり教室です。今年は市役所から組合への発注が遅く8月になってやっと話しが始まりました。
従って、去年の実績を踏まえながら今年の事業を進めて行く事になりそうで、大急ぎで委員会を開催したのが8月のお盆明けです。
これから各担当者が仕事の合間に時間を見つけながら少しずつ準備を行い教室の開催までまとめるのは実際大変な作業です。
 しかしながら、皆仕事の関係で大変忙しい中、協力をいただける事になり住・環境委員会の結束は市の組合の中で一番ではないかと思っています。

 平成24年度すまいづくり教室の模様 参加者とお茶を飲みながらの茶話会風景 市民の住宅に関する意識は『住宅の安全性・耐震性・リフォーム・エコ』となっております。
それから住宅を建てる際にどのように進めていったらよいのかわからない、そのような方も多くいらっしゃいました。
 住・環境委員会はそのような市民の基本的な疑問に答えられるように、各部門に分かれて1時間ずつの講座を持ちながら市民と接しながらわかりやすい講座を目指しております。
 また講座をわかりやすくする為に簡単な実習なども講座の中に取り入れながら進めていきたいと考えております。
 今年の『すまいづくり教室』は、平成26年1月・2月の土曜日だけの開催で行い年配の方々や家族での参加がしやすいように時間的な配慮を加えて行います。
 また気楽に話ができるよう茶話会の設定時間も工夫を行いながら進めて行きたいと考えております。
 今年も頑張るぞ!!

住・環境委員会 2013 (機関誌「睦び」39号)

<委員長 羽二生道夫>

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
 住・環境委員会では、平成24年度のすまいづくり教室の開催に向けて昨年の6月から市役所と連日の打ち合わせを行い、7月にはほぼ一日おきに打ち合わせを行いながら基本計画をまとめてまいりました。(私も市役所の担当者も交代したばかりです。)
 今年度の特徴は、新築シリーズとリフォームシリーズの2つに分けて受講者を募集する事でした。時代を反映して高齢者が増え続けている現状を考え、子育てが終わり自分の時間が増えた世代を対象にしたリフォーム講座を設けました。いままでのリフォーム講座は、1時間のみでわずかに触れる程度の講座でしたが、時代の要求を汲み取り十分の時間を確保しての講座開設になりました。
   東区役所での新築シリーズ講座 募集の結果、新築シリーズに28家族44名、リフォームにも28家族31名とほぼ同数の家族が集まり最近の4年間では最高の人数の応募があり今年度のすまいづくり教室の講座が始まりました。
 今年の講師は全てが住・環境委員会のメンバーにて構成し、一人が一つの講座を持つ事でスタートしました。初めて講師として教壇に立つ者もおり緊張感あふれるなかで講座の準備が進められました。すべての講師は市役所の担当者と内容を打ち合わせ確認して、内容の修正を行った上で実際の講座に立ちました。皆堂々とした講演内容で大きな拍手を毎回いただきました。大変ごくろうさまでした。講座の準備は皆仕事が忙しい中、夜なべをしながらこつこつと進めてきたもので大感謝しております。
 万代会館でのリフォームシリーズ講座 受講者からのアンケート結果をみると、やはりリフォーム向けにも多くの方が関心を持っていることがわかりました。講座の内容については、全ての講座で参考になったとのありがたい評価をいただいております。特に住宅設計の基本や地震に強い家づくり、リフォームの基本講座や高齢化の為のすまいづくりには、多くの参加者から支持をいただきました。
 もっと知りたい住宅情報は、住宅の安全性・設計の進め方・耐震・リフォーム・エコとなっており、基本的な事柄に集中しています。
 今回は質疑時間を講座のあとに設けて受けてみました。その結果、たくさんの質問がありよかったように思います。しかし、その結果、時間が不足してミニ講座の開催ができなかったのは残念でした。
 今年度の反省を踏まえ、来年度も興味深い住宅講座の開設に向けて準備を進めていきたいと考えております。

住・環境委員会 2012 (機関誌「睦び」38号)

<委員長 羽二生道夫>

 本年度より住・環境委員長を務める事になりました羽二生です。
今後2年間よろしくお願い致します。

 住・環境委員会の仕事は第一に『すまいづくり教室』の受注から事業の実施です。

 新潟市と長い歴史のある事業で市民向けの住宅を建設される方々にわかりやすく建築を解説する講座を開く事にあります。
 近年建築を取り巻く状況は大きく変わりつつあり、原発事故以来再生可能エネルギーへの変化や東北大震災による地震への備えへの対応が上げられます。
 住宅ではそれを踏まえライフサイクル(LCC)コストをベースにした長期優良住宅建設への移行や社会資産としての住宅、優良ストック市場への開拓といった方向への動きがあります。また地球環境を守るスマートハウス構想はこれからの住宅建築の主流になる事が考えられ、安い夜間電力を蓄電池に蓄え昼間使用する事も可能な時代になっています。

 一方、住宅戸数は飽和状態を迎え高齢化時代と相まって住宅のリフォーム戸数も年々増えてきています。
 そのような事を踏まえながら、そして市民との対話を大切にしながら今年のすまいづくり教室を開催していきたいと考えております。
 第二に、ホームページの整備と睦びの編集があります。
ホームページでは、組合員専用パスワードから入れる窓口を開設して、様々な資料や各委員会での研究成果を組合員に閲覧ダウンロードができるよう準備を進めていきたいと考えております。また睦びの第38号もホームページにアップさせて組合員の皆様にご覧いただけるよう準備を進めております。
 第三に、設備委員会との次世代に向かう環境建築の調査・研究があります。これは設備委員会との合同研究で、CO2削減の為のスマートエネルギー利用の為に建築的にどのような事を行えばエネルギー効率のよい建築が可能かを設備委員会と合同で研究していきたいと考えております。

住環境委員会 2012 (機関誌「睦び」37号)

<委員長 池田博文
新潟市「建築計画・技術研究会」の1年間を振り返って

 「建築計画・技術研究会」は新潟市の建築部に事務局を置き、新潟市と民間の建築関連団体(4団体)により構成された、建築技術者の研究会です。
 この研究会の最大の特徴は、新潟市を含む4団体の会員の所属する組織の若手メンバー(20代から40歳前後まで次世代メンバー)の協働研究活動がこの研究会の主要なテーマとなっていることです。
 研究会の発足一年目は、40人弱の若手が4つのワーキンググループに別れ、それぞれの研究テーマを自主設定し活動を行いました。昨年5月末に研究の中間報告会、11月末に1年間の研究発表会を行いました。以下は研究発表会の概要です。
 
●ワーキンググループ 3班 (設計メモ)
テーマ:公共建築物建設プロセスのギャップ~次世代の公共建築物創造のリーダーとして
 「私達設計メモ研究部会は、設計者と利用者のギャップについて研究を始めたが、ギャップの発生原因として、建物のディティールだけが問題ではなく、建設事業全体プロセスに問題があるのではないかと考えました。
 建設事業プロセスを考える上で、そもそも、公共建築とはなにか、事業を進めるためになにが必要か、また、最終的にこれからの公共建築がなにを目指すべきかをまとめました。
この研究で私達は、建物建設だけではなく、一歩引いて事業全体を見ることで、発注者・設計者・利用者間のギャップ解消方法と、次に目指す公共建築の方向を導きたいと思います。」
 
●ワーキンググループ 5班 (住環境)
テーマ:住環境~新潟に住もう
 「今,新潟が住みたいまちとなっているのかどうか疑問のある中,住環境とはいかなるものなのかを再確認し,住環境の抱える問題を考えます。
そして,その問題の解決により,よりよい住環境を創出し,住みたいまちへと新潟を導きます。その過程にて,具体的な住環境の事例比較を行い,今までの社会背景の見直し,今後の社会変化の推測から,住環境の抱える問題を見出し,その解決方法の提案をします。
最後に,新潟市内の住環境の事例紹介を行います。」

●ワーキンググループ 4班 (木造公共建築物・保育園)
テーマ:木造の基礎
 「木造公共建築物・保育園WGでは、新潟市建築計画・設計技術研究会が今後も続いていく想定の基、一年目の成果として、木造のベーシックな知識について下記4項目についてまとめました。」
1.今、なぜ木造なのか?
2.木の特性
3.木の材種
4.木造の構造形式

●ワーキンググループ 1.2班 (学校研究)
テーマ:南向き教室の環境の再検討
 「前回(平成23年5月)の中間発表の際に提示した、小学校教室の生活環境調査における条件設定と調査方法に沿って、夏至と秋分の時期に市内4つの小学校で教室とオープンスペースの調査を行いました。
一年間の学校の生活環境を継続して調査するテーマにおいて、夏期と秋期の調査結果の報告と教室の向きと環境について、温度、照度、グレア(黒板の見えにくさ)の3つの要素から現時点での考察、今後の展開について発表を行います。」

 以上が各グループごとの研究発表テーマとその概要ですが、発表は研究の概要版の配布資料とプロジェクターによる意欲的な発表でした。
 この1年間の成果は研究の内容以上に、組織を超えた人とのつながりや協働作業、そのなかでの個々人の気付きや学びは、メンバー自身の中でなにものにも代え難い経験となっていると思います。今後とも「組織」のために「人」が動くのではなく、「人」のための「組織」としての視点を大切にしながら活動を続けていきたいと考えています。
 現在は2年目に向けてのグループの組み直しや研究テーマの調整作業を行っているところです。 新年度には、新たなメンバーを迎えるとともに新たなテーマで2年目の活動を開始したいと考えています。
 多くの援助・支持を頂いた各団体に厚く御礼申し上げるとともに、今後のさらなるご支援をお願い申し上げます。


住環境委員会 2011 (機関誌「睦び」36号)

<委員長 池田博文

 組合員の皆様や委員会のメンバーの皆様のご協力いただき,大変ありがとうございます。本年度の活動の進捗状況をご報告させて頂きます。


■活動の進捗状況報告と今後の活動スケジュール
1.H23年度の「すまいづくり教室」受託後の運営
 10月2日(日)で6回(合計14時間)の教室運営は、無事完了しました。講師の先生方、委員会の運営メンバーの皆様大変ありがとうございました。報告書作成業務は10月末日までに完了予定です。受講者アンケートの結果によると、受講された皆様からは、大変好評だったようです。教室の運営協力を引き受けて早10以上が経過していますので、現在、「すまいづくり教室」の今後のあり方について、新潟市住環境対策係との協議を行っています。来年度は大きく変化をすることを期待しております。

2.新潟市の「建築計画・設計技術研究会」運営協力
 昨年度新潟市で結成された「建築計画・設計技術研究会」が、ワーキング・グループ(WG)を中心に活発な活動を行っております。5月にはWGの研究の中間発表会が開催されました。11月末には一年間の研究成果の発表会を開催予定です。11月中旬にはご案内させていただきますので、中間発表会と同様にご出席下さいますようお願いいたします。

3.「小学校の廊下拡張型多目的スペースの評価委員会」の開催協力
  年度末にかけて、小学校の廊下拡張型多目的スペースの外部識者による「評価委員会」が開催されました。その結果「廊下拡張型多目的スペース」は、今後とも推進
することになりました。詳細は教育委員会施設課のホームページでDown Load出来
ますので是非ご一読下さい。

4.「組合ホームページ」の活用検討と運営
 組合員がパスワードで入れる新しいページを作成し、必要データ等がダウンロードできるコーナーを本年12月に立ち上げます。

住環境委員会 2011 (機関誌「睦び」35号)

<委員長 池田博文

 いつも組合員の皆様や委員会のメンバーの皆様のご協力いただきまして大変ありがとうございます。本年度の事業の進捗状況をご報告させて頂きます。


■活動の進捗状況と今後のスケジュール
1.「すまいづくり教室」のプロポーザル(Proposal)の応募と受託後の運営
 11月26日で6回の教室運営完了。報告書作成業務、「冊子」の調整・部分改訂業務は12月22日までに完了しました。年度末には冊子の完成版『すまいづくりその前に』を皆様へお届けさせて頂きます。

2.「次世代部会」の結成と運営
 本年度は新潟市との「建築計画・設計技術研究会」を結成。第一回WG合同会議を開催しました。5チームのWGが結成され、各テーマ研究を開始しています。

3.「学校教室の音響調査報告会」への協力
 11月末に教育委員会施設課に協力し、「学校教室の音響調査報告会」を開催しました。約50名の方々に参加を頂きました。当日映写されたスライドデータを皆様へお届けできるよう準備しております。

住環境委員会 2010夏 (機関誌「睦び」34号)

<委員長 池田博文

 ※本年度から当委員会は「住環境」から「住・環境」委員会と改名しました。人間や生命の生活の基本単位となる「住」から「地域」「都市」そして「地球」へと、幾重にも重なる多様な視点から「建築」を考え検証する委員会として活動を開始します。
 ∵『環境は、広義においては人、生物を取り巻く「家庭・社会・自然」などの外的な事の総体である。』
■2010年度活動のスケジュール
1.「すまいづくり教室」のプロポーザル(Proposal)の応募と受託後の運営
   ・受託が決定し、6回2時間の教室講座を運営し、新潟市の「住まいガイド」を作成します。
2.「次世代部会」の結成と運営
   ・本年度は新潟市との「建築計画・設計技術研究会」を結成し活動を開始します。
3.「組合ホームページ」の活用検討と運営
    ・組合員がパスワードで入れるページを作成し、必要データ等がダウンロードできる
コーナーを作成します。

■「次世代部会」の結成と運営
 さて、当組合も設立(1981年)からはや27年を向かえました。「戦中派」あるいは「団塊の世代」と称され、設立当時、最も体力・気力が充実した壮年期であった先達の方々も還暦を迎えようとしております。
 この間、時代の大きなうねりの中で、平成の不透明な日本経済や建築基準法・士法の大改正が、私たちの職能の上にも暗く垂れ込め、先の見えにくい状況となっています。
 しかし、どのような時代であったとしても、私共の職能の神髄を次世代に引き継ぎ、その時代時代の変化を真摯に受け止め柔軟に対応する「しなやかさ」と「積極性」が、どんな個人にも組織にも必要です。
 そのようなことから、今期の組合活動に青・壮年期の若手で構成される「次世代部会」を立ち上げ、以下の目標に向かい活動したいと考えております。

・相互の交流を図ることによって、若手の活力を引き出し、職能に生かすこと。(新潟市の若手技術者との交流も検討・企画します。)
・近代の日本の建築流れや新潟の歴史を振り返りながら、新潟のまちや建築そして組合の歴史等を俯瞰できる位置に立ち、明日の「まち・建築」と自分の「職能」について考え活動する機会をつくります。(2009年の市美術館で開催された「新潟の建築の現在」を「明日」にむけて展開して行きます。)
・部会メンバー自身が具体的活動課題を設定し、自主活動できる機会をつくります。

■「建築計画・設計技術研究会」の骨子
1.新潟市建築部全体と参加団体の合意を得て、オーソライズ(公認)された組織活動とする。
2.「建築計画・設計技術研究会」を組織名として、新潟市に事務局を置き、規約も整え、活
動を行う。
3.組織構成員は新潟市にある「建築設計関連団体」と「市の技術職員」として、可能なかぎり「開かれた」研究組織とする。
4.そのために、「新潟県建築士事務所協会(下越支部)」「新潟県建築士会(新潟支部)」「日本建築家協会新潟地域会」「新潟市建築設計協同組合」等の新潟市に活動拠点を置き「建築の計画・設計」を業とする組織(グループ)が構成員となり排他性を持たない。
5.上記の組織と組織の推薦するの構成員メンバー20~30名程度の研究員が、1チーム6~8名程度の研究グループをつくり、各グループがそれぞれの研究課題を年3~4回のグループ研究会を開催し研究をまとめる。年1回の研究発表会を開催し、成果を新潟市はホームページ等で一般公開し、参加メンバーはもとより、参加組織、そして市民も共有できる成果とする。
6.具体的研究課題テーマとりまとめ、研究グループがテーマを整理し研究課題を設定する。

住環境委員会 2010春 (機関誌「睦び」33号)

<委員長 池田博文

 平成21年度の当委員会活動の概要をお知らせします。 本年度の委員会活動は、以下の項目でした。
1)「新潟の建築の現在(いま)」展覧会を新潟市美術館で開催運営(5月終了)。
2)すまいづくり教室のプロポーザル企画提案参加、受託後のすまいづくり教室の運営(12月終了)。
3)組合のホームページの運用を事務局へ移管。(本年度末)


1)国際プロジェクト「建築の新潮流」はこれまで世界の17の都市で開催され、5回目となる今回は、国内では初めて東京以外の新潟市美術館で開催されました
同時に、企画展示室3では、地元新潟の建築家による「新潟の建築の現在(いま)」をテーマとして、企画展示・週末毎のセッション等を開催しました。セッションには新潟大学や長岡造形大学の先生方や学生諸君、多くの建築関係の方々にご協力いただきました。     
 新潟の建築家による企画展示を同時開催することで、世界の建築の最新の動きを紹介する展覧会をご覧になった方々が、新潟のまちづくりや未来の新潟を考えるきっかけになったと考えています。また、美術館が、そうしたまちづくりやこれから始まる「水と土の祭典」を考える場になることを期待した企画展示を行いました。期間中の3,000名を超える来場者の皆様や、多くのご協力を頂いた皆様に深く感謝申し上げます。

2)の「すまいづくり教室」は7月に教室の運営を受託し、8~9月の運営準備、10~11月の教室開催、12月に報告書作成を作成し完了となりました。

 本年は、羽二生副委員長が中心となり、組合事務所の若いメンバーに多数協力頂きました。住宅の着工件数が3割程度落ち込み、例年から比べると受講者数も減少しましたが、受講頂いた皆様からは大変好評を頂き、意義ある教室が開催できました。委員会の皆様、大変ご苦労様でした。

住環境委員会 2009夏 (機関誌「睦び」32号)

<委員長 池田博文


平成21年度の当委員会活動の概要をお知らせします。
本年度の委員会活動は、以下の項目を主体に進めていきます。

1)「新潟の建築の現在(いま)」の開催運営(5月終了)。

2)すまいづくり教室のプロポーザル企画提案参加(7月終了)、及び、受託後のすまいづくり教室の運営。

3)ホームページの『すまい』ページの開設。

4)組合のホームページの運用事務局移管。

5)環境共生建築の研究を「まちづくり研究会」と協力して行います。


2)の「すまいづくり教室」は7月に教室の運営を受託し、8~9月の運営準備、10~11月の教室開催、12月報告書作成の予定となりました。
より多くの専門家から、広い偏りのない視点での講座内容の企画を行うことを目標とし、本事業は当組合が中心となって、新潟県建築士事務所協会、新潟県建築士会の3会の協力で進めます。
 一口に「すまいづくり教室」と言っても、「すまい」に対する市民のニーズや関心は多様であり、近年の住宅関連の法規制や制度も複雑になり、「すまい」に対する設計者の多くの知識や深い理解が不可欠であると痛感しています。

3)すまいづくり教室の準備と合わせて、組合ホームページの『すまい』ページの開設を準備します。

5)環境共生建築の研究を「まちづくり研究会」と協力して行います。
 可能であれば新潟市建築部局と協議を行い、研究テーマを明確にし活動を行いたいと思います。 当座の「まちづくり研究会」は、(住環境委員会) と(設備委員会)の共同作業で行いたいと思います。

住環境委員会 2009春 (機関誌「睦び」31号)

<委員長 池田博文


平成20年度の当委員会活動の概要をお知らせします。
本年度の委員会活動目標は、以下の項目でした。

1)すまいづくり教室のプロポーザル企画提案参加、及び、受託後のすまいづくり教室の運営。 2)組合のホームページの積極的運用。 3)ホームページの『すまい』ページの開設・充実を行います。 4)本年は具体的な研究を「まちづくり研究会」と協力して行います。

1)の「すまいづくり教室」は7月に教室の運営を受託し、8~9月の運営準備、10~11月の教室開催、12月報告書作成と無事完了しました。
 より多くの専門家から、広い偏りのない視点での講座内容の企画を行うことを目標とし、本事業は当組合が中心となって、新潟県建築士事務所協会、新潟県建築士会の3会の協力で進められました。
 一口に「すまいづくり教室」と言っても、「すまい」に対する市民のニーズや関心は多様であり、近年の住宅関連の法規制や制度も複雑になり、「すまい」に対する設計者の多くの知識や深い理解が不可欠であると痛感しています。皆様のご協力ありがとうございました。

2)、3)につきましては、今後の活動になります。

4)の「まちづくり研究」は・新潟市との協議で本年度は、学校施設を中心に、
 1.建築の環境に関する研究
 2.建築の保全に関する研究
を進めようとの下打ち合わせと資料準備を行っております。 当座の「まちづくり研究会」担当者は、池田・坂本・羽二生(住環境委員会) 及び中野・酒井・伊藤・川村(設備委員会)の7名です。

 最後に、4月~5月に新潟市美術館で、“ヨーロッパ・アジアパシフィック建築の新潮流2008-2010”という展覧会が開催されます。新潟市建築設計協同組合を中心に、新潟県建築設計協同組合、新潟県建築士事務所協会、新潟県建築士会、日本建築家協会新潟クラブ、各大学等教育機関の協力を得「新潟建築展(仮称)」を同時開催することとなりました。
 企画案策定を住環境委員会のメンバーを中心に進めて参ります。実行には、多くの皆様の協力が不可欠ですので、早めに企画案をまとめ皆様にご案内をさせて頂きますので、宜しくご協力下さいますようお願いいたします。


住環境委員会 2008夏 (機関誌「睦び」30号)

<委員長 池田博文

 本年度からの2年間「住・環境委員会」として、住まいから地球環境に関することまで幅広い委員会活動を行っていきたいと考えています。
本年度の主要なテーマな以下の4項目です。宜しくご協力お願い致します。

1)すまいづくり教室のプロポーザル企画提案を行います。(6月30日提出期限)
さらに、受注確定後はすまいづくり教室の運営を行います。

2)組合のホームページ作成および積極的運用を行います。(理事会や委員会のタイムリーな活動状況の報告やプロジェクト紹介をホームページやメールを活用して組合員の皆様にお届けできるようにします。)
 1.組合員への組合活動情報誌「睦び」の広報→組合事務局との協力
 2.技術情報等の共有→他の委員会からの依頼による掲載
 3.利便情報の共有→組合事務局担当(関連書式・関連物件情報)
 4.その他→睦び(UOR PEOPLE・UOR PLACE)住・環境委員会

3)すまいづくり教室の企画内容をもとに、ホームページの『すまい』ページの開設・充実を行います。

4)H19年に政令指定都市となった「にいがた」、そのスタートに向けて、設計者あるいは建築家として、語るべき「にいがた」・創るべき「にいがた」像を持つことが大切なことだと考えます。専門的な立場から、様々な観点で「にいがた」を見つめ直し、考える活動を行いたいと思います。本年は具体的な研究を「まちづくり研究会」との協力して行います。

※ホームページでの委員会活動報告等は事務局にご連絡ください。必要に応じて随時更新していきます。

住環境委員会 2008春 (機関誌「睦び」29号)

<委員長 池田登美男

 新年おめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
昨年、秋に報告した当委員会の事業計画について、その後の進捗状況を報告致します。


受託業務のよりよい遂行について
 ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、新潟市発注の土木関係の工事委託業務で、積算数量の違算があり入札が中止になりました。
市の建築関係部署でもこのことを深く受け止め、組合にも注意喚起を促すよう話がありました。
 これを受けて住環境委員会では、組合員全員が共有出来るエクセルによる『積算シ−ト』を作成・開発することになりました。
開発に当たっては、新発田市にある職業能力開発短期大学校の金子先生に協力をして頂き、組合員の誰もが使え、また使いやすい『積算シ−ト』の完成を目指します。
 組合員全員が、同じ『積算シ−ト』を共有し積算することによって、統一したフォーマットでの成果品を提出すれば、市担当者もチェックもしやすくなり、又組合員による集計ミス、転記ミス等をなくすことが出来ると考えられます。
 また、昨今は耐震改修などの撤去工事を含む設計委託が多いため、撤去工事用の『積算シ−ト』も同時に、作成・開発し、【撤去→積込・運搬→処分】などの数量単位が変わる積算についても、『積算シ−ト』の機能・便利さを生かし、これらの複雑さ・煩雑さを軽減したいと考えます。

今後の予定としては・・・、

1.住環境委員に積算の例題を出し、各自が現在の金子先生作成の『積算シ−ト』を使って数量積算を行う。
それによって、問題点や疑問点、改良点を明確にする。
2.金子先生に協力を依頼、指導、説明を行い、使いやすい『積算シ−ト』の作成・開発
に入る。
3.市ご当局に、これらの経過説明を行うと共に、住環境委員会メンバー全員が、ソフトの使用方法について熟知することとし、使用方法の説明が出来るようになる。
4.年度明けを目途に、組合員に向けの『使える積算シ−ト』の説明会を開催する。

以上のような計画で進めてまいりますので、組合員の皆さまのご意見・ご協力をお願いします。