更新日 2019-06-20 | 作成日 2019-06-20

趣味のひろば-46

酒井建築事務所  酒井 秀晴

       コース図 原稿依頼をいただき、超マイナースポーツであるヨット競技を皆様に紹介できる良い機会ではないかと思い依頼を引き受けました。

 『人と自然のパワーゲーム』であるヨット競技(現在はセーリング競技と呼ぶ)は身体能力だけでなく、艇を速く走らせる技術、風を読む能力や戦術など、複雑な要素が凝縮され詰まっており、それがヨットレースの楽しみでもあります。力学上、真風上に進めないヨットは風上45°方向にジグザグに進むことにより、風上の目的地(マーク)に到達します。海面状況に合わせて角度とスピードのバランスを取りながら、風の強く吹いている海面を探し、交差する権利艇を避けながら右図のようなコースを同時にスタートして、ゴールを目指すのがヨット競技です。
 高校では部活をやっていなかった私は、ヨット部ならば同じスタートラインに立てるのではないかと思い入部しました。その時はバリバリの体育会系の運動部ではないと思ったのですが、3年生に厳しい先輩がおり、おかげ様で入部翌年インカレ加入、4年時の私達の代では3部20校中2位で2部校に昇格し、私の成績は60艇の出走で5レース中2回TOPフィニッシュという成績でした。(私の65年の人生で一番の自慢ですが、就職活動にすっかり乗り遅れ、受けた企業はすべて落ちて😢)
 新潟に戻って、社会人クラブを作り、国体を目標にほとんど毎週寺泊通いで、青森国体(26歳)では6位入賞を果たしました。山形国体(42歳)でほぼ一線を退いてからは、年数回の出艇となっていましたが、少し時間もとれるようになり、ここ数年は35歳以上が参加可能なマスターズを目標に頑張っています。マスターズには現役世代のカリカリとした緊張感はなく、キャンプやレセプションを楽しみに全国からセーラーが集まってきます。レースでは私より高齢の人が風速10mの風の中を平気で走る選手もおり、風速5mを越えたら帰ってくることにしている私にとっては雲の上の存在です。


青森国体470級スタート

 なんとなく始めたヨットがこんなに長く続けられるとは思ってもみませんでしたが、これからも健康維持の為にトレーニングに励み、できるだけ多くのレースに参加することを目標に頑張りたいと思っております。
 趣味の紹介にしては少し力が入り過ぎ反省です。

         カートップして遠征               レース風景


レーザー